Switch Module(KY-004) JP
概要
KY-004スイッチモジュールは、Arduinoボードと互換性のあるシンプルなスイッチ入力モジュールです。Arduinoボードに接続してスイッチ入力を受け取ることができます。
タクトスイッチ(Tact Switch)とほぼ同じ機能を持つモジュールであるため、フローティング現象、プルアップ・プルダウン抵抗など、スイッチに関する詳細な内容はタクトスイッチ(Tact Switch)の文書をご参照ください。
仕様
- 動作電圧:3.3V ~ 5V
- スイッチ出力レベル:LOW(0V) / HIGH(VCC)
活用例
1. シリアルモニターでスイッチ入力を確認する
スイッチが押されたかどうかをシリアルモニターで確認する例です。
回路構成

Arduinoコード
int switchPin = 2; // KY-004モジュールのOUTピンを2番ピンに接続
void setup() {
pinMode(switchPin, INPUT);
Serial.begin(9600); // シリアル通信開始
}
void loop() {
int switchState = digitalRead(switchPin); // スイッチの状態を読み取る
if (switchState == LOW) { // スイッチが押された時
Serial.println("スイッチが押されました");
} else { // スイッチが押されていない時
Serial.println("スイッチが押されていません");
}
delay(100); // 100ミリ秒待機
}
実行結果
スイッチの状態がシリアルモニターに表示されます。

2. スイッチとLEDを一緒に使う
スイッチを押すとLEDが点灯し、押されていない時は消灯する例です。
回路構成

Arduinoコード
int switchPin = 2; // KY-004スイッチモジュールのピン
int ledPin = 13; // LEDのピン
void setup() {
pinMode(switchPin, INPUT);
pinMode(ledPin, OUTPUT); // LEDピンを出力に設定
}
void loop() {
int switchState = digitalRead(switchPin); // スイッチの状態を読み取る
if (switchState == LOW) { // スイッチが押されている(LOWレベル)
digitalWrite(ledPin, HIGH); // LED点灯
} else {
digitalWrite(ledPin, LOW); // LED消灯
}
}
実行結果
スイッチを押した時だけLEDが点灯するのが確認できます。
