Tact Switch JP

回路や他の電子部品を制御するために使用されるスイッチです。
アルドゥイーノのデジタルピンに接続して入力信号として使用できます。
ボタンキャップを被せて使用可能です。
使用方法

- [1番と3番]、[2番と4番]がそれぞれ接続されており、ボタンを押すとすべての番号が接続される構造です。
接続および使用例
- スイッチを押すとLEDが点灯する回路です。別途のコーディングは必要ありません。

実行結果

フローティング現象とプルアップ、プルダウン抵抗
フローティング現象

フローティング現象は、スイッチやボタンなどの入力ピンが特定の電圧に正確に結合されていない状態を指します。
上記の回路では、スイッチが接続された状態で6番デジタルピンに5V(HIGH)信号が接続されます。

しかし、スイッチが接続されていない状態では、6番デジタルピン側がHIGHなのかLOWなのか分からなくなります。
スイッチを押していないにもかかわらず、シリアルモニタに6番ピンの出力が1(HIGH)と表示されている様子です。
このようなフローティング現象を解決するために必要なのが、プルアップ、プルダウン抵抗です。
プルアップ抵抗

入力ピンと5Vの間に抵抗が追加された様子です。
スイッチが開いている場合は1(HIGH)に維持され、スイッチが閉じている場合はGNDに短絡して0(LOW)に維持されます。
プルダウン抵抗

入力ピンとGNDの間に抵抗が追加された様子です。
スイッチが開いている場合はGNDに短絡して0(LOW)に維持され、スイッチが閉じている場合は1(HIGH)に維持されます。
アルドゥイーノ内部プルアップ抵抗(INPUT_PULLUP)
アルドゥイーノには自体的にプルアップ抵抗が内蔵されています。
デジタル入力ピンモードを設定する際に'INPUT_PULLUP'を使用すると、外部に抵抗を追加しなくてもデジタルピンをプルアップ抵抗として使用できるようになります。

別途抵抗を追加せずにpinModeをINPUT_PULLUPに設定すると、プルアップ抵抗を使用したのと同じ結果が出ることが確認できます。