LCD(Liquid Crystal Display) JP

アドゥイノのLCDモジュールは、文字や数字を表示するために使用されるモジュールで、主に16x2または20x4サイズのLCDディスプレイが多く使用されています。このドキュメントでは、I2C通信が可能なLCDを扱います。一般的な並列インターフェースではなくI2Cインターフェースを使用すると、ピン数を減らし配線を簡素化できます。アドゥイノボードと簡単に接続して、様々なプロジェクトで情報を視覚的に表現できます。

主な仕様

ディスプレイサイズ : 16x2、20x4が一般的です。
電源供給範囲 : 5V（アドゥイノボードから直接供給）
インターフェース : I2C（SDA、SCL）
文字セット : ASCII文字セット対応
I2Cアドレス : 基本的に0x27または0x3F（モジュールによって異なります）

機能

文字表示 : アルファベット、数字、特殊文字を表示できます。図形やグラフィックの場合は非常に制限があり、グラフィックLCDやOLEDがより適しています。
バックライト制御 : バックライトをオン/オフし、明るさを調整できます。
カーソル制御 : setCursor()を利用してカーソルの位置を移動したり隠したりできます。
スクロール機能 : テキストを左右にスクロールできます。
背面に可変抵抗があり、文字の明るさを調整可能です。

活用例

ライブラリ

Wire（基本ライブラリのため、インストール不要）
LiquidCrystal I2C：ライブラリのインストール方法リンクでインストール方法を確認してください。

接続

サイズ（16x2、20x4）に関係なく同じです。

I2C LCDモジュールピン	アドゥイノUNOピン
VCC	5V
GND	GND
SDA	A4
SCL	A5

1. モジュールアドレスの確認

1-1. コード

#include <Wire.h>
 
void setup()
{
  Wire.begin();
  Serial.begin(9600);
  Serial.println("\nI2C Scanner");
}
 
void loop()
{
  byte error, address;
  int nDevices;
  Serial.println("Scanning...");
  nDevices = 0;
  for(address = 1; address < 127; address++ ) 
  {
    Wire.beginTransmission(address);
    error = Wire.endTransmission();
    if (error == 0)
    {
      Serial.print("I2C device found at address 0x");
      if (address<16) 
        Serial.print("0");
      Serial.print(address,HEX);
      Serial.println("  !");
      nDevices++;
    }
    else if (error==4) 
    {
      Serial.print("Unknow error at address 0x");
      if (address<16) 
        Serial.print("0");
      Serial.println(address,HEX);
    }    
  }
  if (nDevices == 0)
    Serial.println("No I2C devices found\n");
  else
    Serial.println("done\n");
  delay(5000);          
}

1-2. 実行結果

2. LCDにテキストを表示

2-2. コード

#include <Wire.h>
#include <LiquidCrystal_I2C.h>
LiquidCrystal_I2C lcd(0x27, 16, 2);

void setup()
{
//使用前にlcdを初期化します。
lcd.init();

//lcdのバックライトを作動させます。
lcd.backlight();

//lcdの位置を(0,0)に指定します。（左上基準）
lcd.setCursor(0, 0);

//出力する文句を作成します。
lcd.print("Gongzipsa");

//lcdの位置を(0,1)に指定します。
lcd.setCursor(0, 1);

//val値を出力します。
int val = 1004;
lcd.print(val);
}

void loop(){}