JF-0530B Solenoid JP

概要
JF-0530Bソレノイドは、電気信号を機械的運動に変換する装置で、電磁誘導原理が使用されます。
電流が流れると磁場により鉄心が前方に動き、電流が切れるとバネによって元の位置に戻ります。
動作原理
電流が流れると磁場を生成するコイルで構成されています。電流がコイルを通過すると、磁場が形成され、それに応じて内部の可動鉄心が移動します。この過程で機械的動作(直線運動)が発生し、電源が遮断されると、鉄心は元の位置に自動的に戻ります。
仕様
| サイズ | (本体) 30.1 x 13.2 mm / 鉄心含む約61mm |
| 電圧 | 6V、12Vなど、本文では6Vモデルを使用 |
| タイプ | Push & Pull |
活用例
ArduinoのデジタルピンではJF-0530Bソレノイドに必要な電流供給が難しいです。
これを解決するためにリレーモジュールやモスフェットを使用して、安全に電流を制御します。
短時間に長時間動作させるとソレノイドに発熱が生じ、熱くなる可能性があるので注意してください。
リレーとモスフェットの違い
モスフェットはスイッチング時に消費電力が少なく、電子的スイッチングであるため、リレーに比べて非常に速い速度で動作します。
また、機械的部品がないため物理的な動きが必要なリレーよりも長い寿命を持つという利点があります。
しかし、リレーは高い電圧や電流を処理できるという利点があり、Arduinoとデバイス間で電気的な分離が必要な場合にはより適しています。
したがって、状況に応じて適切に選択して使用することが望ましいです。
1. リレーモジュールの活用
回路構成
| Arduino | リレー | ソレノイド | 外部電源 |
|---|---|---|---|
| 5V | VCC | ||
| GND | GND | 黒い線 | 黒い線または-極 |
| D4 | INI | ||
| COM | 赤い線 | ||
| NO | 赤い線または+極 |

例コード
const int relay = 4;
void setup() {
pinMode(relay, OUTPUT);
}
void loop() {
digitalWrite(relay, LOW);
delay(3000);
digitalWrite(relay, HIGH);
delay(3000);
}
実行結果
2. モスフェットの活用
回路構成
| Arduino | モスフェット | ソレノイド | 外部電源 |
|---|---|---|---|
| 5V | VCC | ||
| GND | GND | ||
| D4 | SIG | ||
| COM | |||
| NO | |||
| Vin | 赤い線または+極 | ||
| GND | 黒い線または-極 | ||
| V+ | 赤い線 | ||
| V- | 黒い線 |

例コード
const int mosfet = 4;
void setup() {
pinMode(mosfet, OUTPUT);
}
void loop() {
digitalWrite(mosfet, LOW);
delay(3000);
digitalWrite(mosfet, HIGH);
delay(3000);
}
実行結果